DeFiの運用残高(※1)は今や7兆円を超えており、国内の地方銀行によってはその銀行1行の預金額に相当する規模(※2)となっています(2021年7月末)。 ビットコインという通貨システムの思想から始まったブロックチェーン技術を用いて、通貨は暗号資産やデジタル通貨として、有価証券はセキュリティトークンとして実現され、活用が広がっています。 そのような中、DeFiの登場は、今までブロックチェーン技術に取り組んでこなかった金融商品を、自律分散的に実現しようとする動きとも言えるのではないでしょうか(図1)。 2018年8月にローンチした資金の貸し出しと借り入れのサービスです。 Compoundの利用者は、特定の仲介者・管理者を介さずに、任意の暗号資産を貸し出して利息を得ることができます。 また、保有している暗号資産を担保に別の暗号資産を借り⼊れすることができ、借り⼊れした暗号資産をさらに別の貸し出しなどに利用することも可能です。
いま国際社会では、次世代インターネット「Web3」を巡る、覇権争いが激しさを増しています。 https://www.crunchbase.com/organization/shisancore 遅れの目立っていた米国も法整備に着手し、日本も骨太2022で環境整備を進める方針を明らかにしたところです。 Web3の重要市場の1つであるDeFiは、分散型デジタル社会に欠かせないピースと言えるでしょう。
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取引履歴を正確に記録し、適切に申告することで、申告漏れによるペナルティを避けられます。 売却時の所得は「売却価額 – 取得価額 – 手数料」で計算します。 複数の取引所を利用している場合も、暗号資産の種類ごとに一括して計算する必要があります。
いわゆるDeFiに属するサービスは、銀行や証券会社のような役割を果たす個々のプロトコル(コントラクト)群によって構成されます。 信頼できるプロトコルを選び、セキュリティ対策を徹底することが重要です。 また、ガス代を削減するためにレイヤー2ソリューションを活用することも推奨されます。 レイヤー2ソリューション(Optimism、Arbitrum、Polygonなど)を利用すると、ガス代を削減できる可能性があります。 これらのネットワークは、イーサリアムメインネットの外で取引を処理するため、手数料が大幅に安くなる傾向があります。
- DeFiの領域には、まだまだ既存のシステムに劣るユーザビリティや法的な問題など、サービス自体の課題も多く残ります。
- スマートコントラクトはブロックチェーン外の情報(価格データ、天候情報など)を直接取得できないため、Chainlinkのようなオラクルが必要となります。
- ビットコインという通貨システムの思想から始まったブロックチェーン技術を用いて、通貨は暗号資産やデジタル通貨として、有価証券はセキュリティトークンとして実現され、活用が広がっています。
- レンディングとは、保有している仮想通貨を貸し出して利息を稼ぐ方法です。
- 通常の投資と同様に、仮想通貨の価格が低いときに購入し、価格が上昇したら売却して、差額分の利益を得て稼ぎます。
Uniswap(UNI)|DEXトークン
DeFiは、金融包摂、今までにない新しい金融サービスといったさまざまな可能性が期待されている一方、リスク・課題も指摘されています。 NTTデータは、DeFiの可能性や課題を踏まえた上で、ブロックチェーン技術に関する動向を押さえながら、今後も金融サービスの未来について考えていきます。 DeFiとはどのようなものなのか、メリット・デメリットや活用例も交えて初心者にもわかりやすく解説しています。 銀行のような従来の金融システムとの違いについても説明しているので参考にしてください。 DeFi取引で利益が出た場合、確定申告が必要になるケースがあります。
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分散といってもピンと来ないかもしれませんが、イメージとしてはExcelの共有ブック機能によるデータ管理が近いかも知れません。 本コンテンツは、当社や当社が信頼できると考える情報源から提供されたものを提供していますが、当社はその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。 有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではありません。 また、過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。 提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更または削除されることがございます。
多くのDeFiプロトコルがPolygon上にも展開しており、ガス代を抑えたい投資家に人気です。 Aaveでは、ユーザーが暗号資産を預けて利息を得たり、担保を提供して借り入れたりできます。 AAVEトークンはプロトコルのガバナンスに使用されるほか、セーフティモジュールでのステーキングにも利用されます。
こういったサービスの特徴をうまく利用して暗号資産を運用することで、中には高い利回りを実現する利用者も存在します。 Compoundでは、この借り入れと貸し出しに係る処理はスマートコントラクトで人を介さずに行われ、双方の金利はその時の需要によって自動的に変化します。 また、担保とした暗号資産が価格変動によって最低担保比率を下回った場合についても、スマートコントラクトを介して担保が回収されます。 これは、DeFiを利用した新しいビジネスモデルの一例とも言えます。
銀行口座の開設には本人確認書類や審査が必要ですが、DeFiはインターネット接続とウォレットがあれば誰でも利用できます。 この開放性が、銀行口座を持たない人々にも金融サービスを提供できる可能性を秘めています。 分散度合いが高いDeFiでは、規制の対象となる管理者を特定することが難しく、特定できた場合でも、問題を抱えたサービスを止めることは容易ではありません。 そのためDeFiでは、自らの資産に強い決定権を持つ一方で、その管理には自己責任も負うことになります。

